腎臓病患者におすすめの調味料7選【減塩・低たんぱく】
皆さんは調味料に含まれている塩分、たんぱく質を気にしたことはありますか?
私は腎臓病で1日たんぱく質40g、塩分5gの食事制限を指示されてからは、調味料もなるべく減塩、低たんぱくのものにするようになりました。
特に、塩分は調味料を減塩タイプに変更するだけで簡単に減塩できるので、減塩を指示された方は先ず普段使っている調味料を見直すことをおすすめします。
腎臓病患者におすすめの減塩、低たんぱくの調味料7選
こちらが私が普段使っている減塩、低たんぱくの調味料です。
減塩醤油
醤油はキッコーマンの「超減塩しょうゆ 食塩分66%カット」を使っています。
こちらの減塩醤油は大さじ1あたり塩分0.8gと、現在販売されている醤油の中ではトップクラスに塩分の低い商品となります。
醤油の中ではダントツに塩分の低い減塩醤油ですが、醤油で有名なキッコーマンが販売している商品なので、味もよく、スーパーなどでも購入することが出来ます。
ボトルを押すと醤油が出て、戻すと止まる「押し出し式」なので一滴から欲しい分まで自在に調節できて注ぎすぎることがなくなるのもとても便利です。
キッコーマンの減塩醤油は塩分25%カット、40%カット、50%カット、66%カットなど、様々なバリエーションが発売されています。
塩分が低いほど味も薄くなるので、先ずは25%カットくらいから試してみて、徐々に薄味に慣れていくのもおすすめです。
塩分66%カットの超減塩しょうゆの感想は以下の記事で紹介しているので、興味のなる方はチェックしてみてください。
>> 減塩醤油は味が薄い?塩分66%カットの超減塩しょうゆを試してみた感想
私も最初は塩分66%カットだとかなり薄く感じましたが、1ヶ月くらい使っていると次第に薄味に慣れて、今では塩分66%カットでもおいしく感じられています。
醤油は調味料の中でも使用頻度が高いので、腎臓病食向けの高価な減塩醤油ではなく、キッコーマンなど比較的安めの減塩醤油の方が家計にも優しいです。
減塩味噌
味噌はひかり味噌株式会社が販売する「無添加 円熟こうじみそ 減塩 」を使っています。
減塩味噌の商品も各社から沢山販売されており、塩分50%以上カットされた減塩味噌や、食塩不使用の無塩味噌なんて商品も販売されています。
しかし、味噌は塩分が極端に低いものは色や風味が多少付くくらいで、味噌の味がほとんどしない商品も多いです。
そのため、塩分25%カット程度であれば味噌の味や風味もちゃんとあり、減塩とおいしさを両立できるのでおすすめです。
ちなみに、塩分25%カットの減塩味噌でお味噌汁を作ると、味噌汁1杯で塩分0.7g程度です。
これくらいなら1日1杯味噌汁を飲んでも塩分制限の範囲内で収まるので、これ以上無理して塩分を抑える必要がないというのも、このお味噌を選んだポイントです。
減塩ソース
ソースはこちらの「減塩ソース PREMIUM (プレミアム)」を使っています。
こちらの減塩ソースPREMIUMは塩分が55%カットなのに加え、たんぱく質が0gなんです。
通常のブルダックの中濃ソースだと100gで1.1gほどのたんぱく質が含まれているため、たんぱく質がゼロという点でたんぱく質制限をしている方にもぜひおすすめしたい調味料です。
また、こちらの減塩ソースは原材料に「新潟県津南高原特別栽培トマト」をたっぷり使っているので、普通のソースに比べてフルーティーで甘めの味わいが特徴です。
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー | 147kcal |
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たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 35.9g |
食塩相当量 | 2.5g |
カリウム | 188mg |
リン | 9mg |
減塩ぽん酢
ぽん酢はこちらの「げんたぽん酢」を使っています。
ぽん酢についても、無塩ぽん酢なども販売されていますが、食塩不使用だと「アルコールっぽい匂いがする」という口コミがあったり、「減塩ぽん酢と合わせて使わないとおいしくない」という方もいます。
げんたぽん酢なら塩分50%カットで味もおいしいので、普通のぽん酢からこちらのぽん酢に変えても特に違和感なく使えると思います。
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー | 52kcal |
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たんぱく質 | 1.8g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 10.4g |
食塩相当量 | 4.3g |
カリウム | 26.5mg |
リン | 25.4mg |
減塩めんつゆ
めんつゆはこちらの「塩ぬき屋 50%減塩だしつゆ」を使っています。
こちらの減塩めんつゆは無塩ドットコムの「塩抜き屋」シリーズの調味料です。
無塩ドットコムの塩抜き屋の調味料はどれも減塩でおいしいので、減塩調味料に迷ったらとりあえず塩抜き屋シリーズを選んでおけば間違いありません。
減塩めんつゆがあると、お蕎麦やうどんを食べるときにかなり塩分を減らせるので買っておくととても重宝します。
こちらの減塩めんつゆは味も普通のめんつゆとほぼ変わらず、私が調べた中では麺つゆの中で塩分、たんぱく質が一番低いのでリピード購入しています。
栄養成分表示(100gあたり)
エネルギー | 110.3kcal |
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たんぱく質 | 4.9g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 22.58g |
食塩相当量 | 7.5g |
カリウム | 144.8mg |
リン | 94.8mg |
こちらの麺つゆは塩分、たんぱく質だけではなく、カリウムやリンもカットされています。
腎臓病のたんぱく質制限をしていると、こういった麺つゆに含まれるたんぱく質も無視できないので、なるべく削減されたものを選びたいですね。
減塩焼き肉のたれ
こちらも同じく塩抜き屋ブランドの「50%減塩 焼き肉のたれ」です。
塩分50%カットなのに、しっかりとした味付けで少しピリ辛の焼き肉のたれです。
お肉に付けて食べるのは勿論、野菜炒めなどの味付けに使ってもおいしいです。
今までは市販のエバラ焼肉のたれを使っていましたが、私は味も塩抜き屋の焼きのたれの方が好きなので、こちらに乗り換えました。
栄養成分表示(大さじ1あたり)
エネルギー | 31kcal |
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たんぱく質 | 0.4g |
脂質 | 0.4g |
炭水化物 | 6.3g |
食塩相当量 | 0.6g |
カリウム | 26.3mg |
リン | 9.4mg |
減塩ドレッシング
ドレッシングも塩抜き屋の「食塩不使用 中華ドレッシング」を使っています。
スーパーで買えるドレッシングだと大さじ1杯(15g)で塩分0.4〜1.0gほどと、それなりに塩分が含まれているので、毎日サラダを食べる方だとドレッシングで塩分を摂りすぎてしまっている方も多いのではないでしょうか。
私は腎臓病ですがカリウムが上がりにくい体質なので、主治医から野菜を沢山食べるように指示されています。
市販のドレッシングだとすぐに塩分オーバーしてしまうので、食塩不使用のドレッシングはとても助かります。
食塩不使用のドレッシングですが、ごまがたっぷり入っていて、ごま油と黒酢の効いた、おいしい中華ドレッシングです。
初めて食べた方は、「え?これで食塩不使用?」と絶対に思うはずです。
塩分は天然由来のナトリウムのみなので、小さじ4杯で0.14gと塩分制限がある方でも安心して食べられる中華ドレッシングです。
栄養成分表示(小さじ4杯あたり)
エネルギー | 50.2kcal |
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たんぱく質 | 0.28g |
脂質 | 3.6g |
炭水化物 | 3.7g |
食塩相当量 | 0.14g |
>> 塩ぬき屋 食塩不使用 中華ドレッシング(無塩ドットコムで確認)
調味料を見直して手軽に減塩してみませんか?
この記事では腎臓病患者の私が普段使っているおすすめの調味料をご紹介しました。
一つ一つの調味料の塩分は大したことがなくても、塵も積もれば、いつの間にか塩分を摂りすぎてしまっていることも少なくなりません。
特に、腎臓病や高血圧で、1日の塩分量を制限されている方は、市販の調味料だと簡単に塩分制限をオーバーしてしまうので、ぜひ今回ご紹介したような減塩調味料を試してみてください。
始めのうちは味が薄いと感じても、まずは減塩生活を2週間続けてみてください。
次第に舌が減塩に慣れ、薄味でもおいしく食べられるようになってきます。
減塩食品の中にはカリウム塩を使って減塩を実現している商品もあります。
腎臓病でカリウム制限がある方は、必ず栄養成分表示のカリウムの値も確認しましょう。
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