メディカルフードサービスの健康うちごはんを食べた感想
この記事では、制限食の宅配弁当などを手掛ける「メディカルフードサービス」のお弁当を腎臓病で普段から食事制限をしている著者が食べた感想を紹介します。
<メディカルフードサービスのポイント>
- 緩い制限から厳格な制限まで幅広い食事制限に対応
- 低たんぱくごはん付きのお弁当も選べる
- 量は少なめなのでご高齢の方や少食の方におすすめ
メディカルフードサービス(MFS)とは?
メディカルフードサービス(MFS)は健康管理食の宅配弁当を手掛けている会社です。
医療・介護食専門メーカーが作るお弁当なので、厳格な栄養計算が必要な人にはぴったりです。
メディカルフードサービスは宅配弁当メーカーの中では珍しく自社工場を持っており、定期便は完全受注生産で注文を受けてから材料を仕入れて製造をしているそうです。
また、毎週放射能抜き取り検査をして結果を公表したり、お弁当に使われている食材の原産地を全てホームページ上で公表するなど、お弁当の品質管理にはかなり力を入れています。
何となくお弁当は健康に良くないと思っている方や、自分で作った方が健康的という方にはぜひおすすめしたいお弁当です。
300箇所以上の病院や介護施設などでも利用されているそうなので安心して食べられます。
メディカルフードサービスでは以下のような宅配弁当の取り扱いがあります。
- やわらか食
風味・栄養そのまま!噛む力が弱い方へ - ムース食
舌でつぶせるやわらかさ!噛む力が弱い方へ - タンパク制限食
1日のタンパク制限が必要な方へ - 塩分制限食
塩分・脂質制限が必要な方へ - カロリー制限食
エネルギーコントロールが必要な方へ - バランス健康食
健康に気をつけたい方へ - 糖質制限食
腎臓が健康で糖質制限が必要な方へ
その他にも、美味しさにもこだわり抜いたプレミアムシリーズ、ごはんが付いてリーズナブルなバリューシリーズ、低たんぱくごはんや低たんぱくパン単品でも購入できるプラスワン食品があります。
私は腎臓病で食塩5g、たんぱく質40g、エネルギー2000kcalの食事制限をしているので今回は「タンパク制限食」のお弁当を注文してみました。
MFS『健康うちごはん』のお弁当を食べた感想
メディカルフードサービス(MFS)のタンパク制限食には1日のたんぱく質制限量に合わせて、MFSたんぱく制限食A、B、Cの中から自分の制限に合ったお弁当を選ぶことが出来ます。
- MFSタンパク制限食A
1日1800kcal、1日のたんぱく制限が50〜60gの方 - MFSタンパク制限食B
1日1800kcal、1日のたんぱく制限が25〜40gの方 - MFSタンパク制限食C
1日1600kcal、1日のたんぱく制限が25〜40gの方
今回は私の指示量に一番近い、MFSタンパク制限食Bの宅配弁当を注文してみました。
>> MFSタンパク制限食B お試しセット(外部サイトに移動)<MFSタンパク制限食Bのメニュー>
- 豚肉となすのみそ炒め
- 赤魚の煮付け
- イカのオイスターソース炒め
- タンドリーチキン
- 豚肉の塩だれ
- めばるの塩焼き
また、ごはんが付いてお値段もリーズナブルになったバリューシリーズも気になっていたので、バリューシリーズMFSタンパク調整食お試しセットも一緒に注文してみました。
>> バリューシリーズ タンパク調整食 お試しセット(外部サイトに移動)<バリューシリーズMFSタンパク調整食メニュー>
- めばるの塩焼き
- 赤魚の煮付け
- 牛肉のプルコギ
- 豚肉と野菜たっぷり甘酢あんかけ
- チキンのクリームソース
- 鱈の和風ソース
定期便の場合は献立表があるので事前にメニューを確認することが出来ますが、お試しセットの場合は一度に複数セット購入するとこういうことがあるのでご注意ください。
気を取り直してお弁当の栄養成分を確認してみると、今回注文したMFSタンパク制限食Bはたんぱく質が9.4g〜9.9g、塩分が1.1g〜1.7g、バリューシリーズは低たんぱくごはん付きでたんぱく質が7.3g〜10.5g、塩分が0.8g〜1.2gとなっていました。
MFS『健康うちごはん』お弁当の調理方法
MFSの健康うちごはんのお弁当はこんな感じで包装されているので、フィルムの左下を点線まではがし、そのまま電子レンジで温めるだけで食べられます。
お弁当の温め時間はメニューによって異なり、パッケージに記載されています。
めばるの塩焼き弁当の場合は、500wで4〜5分温めます。
MFS『健康うちごはん』お弁当のメニュー
今回届いた「タンパク制限食」のメニューを一部紹介します。
めばるの塩焼き弁当
こちらはMFSタンパク制限食Bの「めばるの塩焼き弁当」です。
こちらのお弁当のメインはめばるの塩焼きで、付け合わせはほうれん草と椎茸でした。
めばるの塩焼きは小さめですが肉厚で身はふっくら柔らかでとてもおいしかったです。
こちらは副菜の白菜の浅漬けでしっかりと味が染みていておいしいのですが量は少なかったです。
こちらのお弁当の煮物はとても味が染みていて、大きめにカットされたゴボウやこんにゃくは食べごたえがありました。
副菜のさつまいもの煮物は素材の味でしたが、カロリーアップのために粉飴が使われているそうです。
こちらのお弁当はめばるの塩焼き以外にも、味の染みた煮物や、浅漬けなど、ごはんの進む副菜がいくつか入っていて、これでたんぱく質9.6g、塩分1.2gなので、たんぱく質・塩分を節約したい日にはピッタリだと思います。
タンドリーチキン弁当
こちらはMFSタンパク制限食Bの「タンドリーチキン弁当」です。
タンドリーチキンには小さめチキンが2個と、付け合わせのジャガイモが入っていました。
タンドリーチキンは成人男性なら一口サイズなので、正直かなり物足りなかったです。
チキンの味はとてもおいしいだけにもう少しごはんが進むおかずが欲しいなという印象でした。
その他には野菜を使った副菜が3品入っていました。
煮物は柔らかく、しっかり煮込まれていましたが味は少し薄めでした。とはいえ、煮物の原材料名にはMCTオイルが記載されていてカロリーアップの工夫としては素晴らしいと思います。
その他の副菜も味は薄めで良くも悪くも素材の味という印象で、グリーンピースが苦手な私にとっては辛かったです。
ごはん付きプルコギ弁当
こちらはバリューシリーズMFSタンパク調整食の「ごはん付きプルコギ弁当」です。
こちらはバリューシリーズのごはん付きのお弁当で、原材料名を見るとごはんにはでんぷん米が使われているそうです。
低たんぱくパックごはんを別途用意する場合は別々にレンジで温める必要がありますが、その点こちらのごはん付き弁当は調理がとても楽でした。
ごはんは低たんぱく米特有の匂いは特になく、ところどころベチャっとしている部分があったり、時間が経つと少し固まるという特徴はありましたが、低たんぱく米に慣れてる私は問題なく食べられました。
そしてメインのおかずは牛肉のプルコギでした。
牛肉のプルコギは肉は少なめでしたが、その分野菜は沢山入っていて食べごたえがありました。
糸唐辛子のようなものが乗っていますが、ただの飾りで辛さは全くありません。焼き肉のタレで味付けしてあり、とてもごはんが進みました。
その他の副菜には大根の煮物と、小松菜のお浸しが入っていました。
大根の煮物は見た目でもわかる通り、あんがたっぷり入っていて、味がしみしみです。
ごはんが入っている分、おかずの量は少なめでしたが、牛肉のプルコギがとてもおいしくて満足できました。
ごはん付き赤魚の煮付け弁当
こちらはバリューシリーズMFSタンパク調整食の「ごはん付き赤魚の煮付け」です。
こちらのお弁当のメインのおかずは赤魚の煮付けでした。
赤魚は小ぶりでしたが、味がしっかりとしているのでおいしかったです。
副菜のじゃがいものツナマヨ和えは、ツナのポテサラのような味で、ツナが結構入っているのでごはんのおかずにもなります。
その他にほうれん草のお浸しも入っていました。
こちらのお弁当はメインの赤魚の煮付けと、ツナのポテサラがしっかりとした味なので、とてもごはんも進み、簡単に済ませたいお昼などにはピッタリのお弁当でした。
厳格な食事制限が必要な方にはピッタリのお弁当
この記事ではメディカルフードサービスの宅配弁当「健康うちごはん」のタンパク制限食を食べた感想を紹介しました。
MFSのたんぱく質制限食は1日のたんぱく質の指示量に合わせてメニューを選ぶことが出来るので、厳格な食事制限が必要な方にはピッタリだと思います。
ただ今回は私のたんぱく質指示量に合わせたMFSタンパク制限食Bのメニューを注文してみましたが、おかずの量が少なく物足りない印象となってしまいました。
ご高齢の方や少食の方には丁度よい量かも知れませんが、成人男性でMFSタンパク制限食BやCを注文される方はご注意ください。
ごはん付きのお弁当は調理がとても簡単で、食事制限初心者の方や、低たんぱくごはんを別途用意するのが面倒という方にはとてもおすすめです。
病院や介護施設にも提供しているというだけあり、カロリーアップにMCTオイルや粉飴を使っているなど、制限食としてはとても安心して食べられました。
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