ジョイントの宅配弁当『多幸源』を食べた感想
この記事では、制限食の宅配弁当などを手掛ける「健康管理食ジョイント」のお弁当を腎臓病で普段から食事制限をしている著者が食べた感想を紹介します。
<健康管理食ジョイントのポイント>
- おかずの品目数が多く、満足感のある食事
- 自分で好きなメニューを選べるので外れがない
- 楽天市場から宅配弁当を購入できるので気軽に試せる
健康管理食「ジョイント」とは?
ジョイントは病院食・健康管理食などの宅配弁当を手掛けている会社です。
元々は「けんたくん」という地域密着型の病院食・健康管理食の宅配サービスを全国展開していましたが、別シリーズとして「多幸源」という宅配弁当も通販で販売しています。
けんたくんは宅配食の中でも数少ない消費者庁の「食事療法用宅配食品等栄養指針」に準拠したお弁当です。
食事療法用宅配食品等栄養指針では、関係学会のガイドラインに基づいた栄養基準を基にエネルギー量±5%、たんぱく質・脂質±10%以内、1日あたり30食品、野菜は350g以上を目安に献立を作成など、厳しい栄養指針が定められています。
けんたくんの方はお近くの配達店にお弁当の宅配を申し込まなければいけないので、今回は楽天市場の通販で気軽に購入することができる多幸源シリーズの宅配弁当を試してみました。
多幸源では以下のような宅配弁当の取り扱いがあります。
- 健康管理食
野菜をふんだんに使い、たんぱく質や脂質・炭水化物などの栄養バランスを考慮したお弁当 - 高齢者食
噛む力が弱ってきた、食べ物を飲み込むのが難しくなってきた方でも食べられるお弁当 - 低たんぱく食
たんぱく質制限があっても食べられるお弁当。 - ライトミール
朝食や軽食、おつまみなどの様々な場面で活躍できるライトミール。
私は腎臓病で食塩5g、たんぱく質40g、エネルギー2000kcalの食事制限をしているので今回は「低たんぱく食」のお弁当を注文してみました。
ジョイントの宅配弁当『多幸源』を食べた感想
多幸源の低たんぱく食にはバランスセットA〜Eまであり、25種類のお弁当の中から自分で好きなメニューを選んで注文することが出来ます。
今回はその中から低たんぱく食バランスセットBの宅配弁当を注文してみました。
<今回届いたメニュー>
- カツカレー
- 豆腐のハンバーグ
- かれいの揚げ煮
- 鶏のガーリックバター焼き
- すき焼き風煮
すべてのお弁当が管理栄養士監修のもと栄養計算されており、バランスセットBの平均栄養価はエネルギー340kcal、たんぱく質11.3g、食塩相当量1.7gとなっています。
他のメーカーの宅配食の低たんぱく弁当では1食あたりたんぱく質10g以下で作られていることが多いですが、多幸源の場合はたんぱく質8.3〜12.1gとお弁当によっては10gを若干超えるものもあるのでご注意ください。
こちらのお弁当は届いた時点で賞味期限は約1年あったので、慌てて食べなくても大丈夫そうです。
ジョイントの楽天市場の場合、5,000円以上で送料無料(一部地域を除く)になるので、冷凍庫に空きがある場合は多幸源を2セット以上買えば送料無料になります。
ジョイントの宅配弁当『多幸源』の調理方法
多幸源のお弁当はこんな感じで包装されているので、フィルムの左下を点線まではがし、そのまま電子レンジで温めるだけで食べられます。
お弁当の温め時間はメニューによって異なり、パッケージに記載されています。
カツカレー弁当の場合は、600wで5分20秒温めます。
我が家の電子レンジでは30秒単位でしか設定出来なかったので、5分30秒で温めました。
これだけですぐに食べられるので、料理をする時間がないときにも大活躍ですね。
ジョイントの宅配弁当『多幸源』のメニュー
今回届いた「低たんぱく食バランスセットB」のメニューを紹介します。
カツカレー弁当
こちらは低たんぱく食の「カツカレー弁当」です。
カレーの方はトマトベースのカレーで、写真からも分かる通り、じゃがいも、人参、玉ねぎ、ひき肉などの具材がゴロゴロ入っています。
味の方はハヤシライスのようなトマトの甘味が活きているカレーでとてもおいしかったです。
カツカレーなのでカレーの方には肉は入っていないかと思いましたが、カレーにもひき肉が結構入っていたのも嬉しかったです。
豚カツの方は少し薄めにカットされたカツが2枚入っていました。
その他には白菜のゆかり和え、小松菜とマカロニのサラダなどが入っていました。
付け合せの副菜は薄味ながらも、ゆかりなどを使ってメリハリのある味付けになっているので、とてもおいしく食べられました。
ちなみに多幸源の宅配弁当はおかずのみで、ごはんは自分で用意する必要があるのでご注意ください。
今回は低たんぱくパックごはんを自分で用意しました。
ちなみに私のおすすめの低たんぱくパックごはんは以下の記事で紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
>> 低たんぱくパックごはんおすすめランキング【腎臓病患者が実食】
栄養成分表示(1食あたり)
エネルギー | 330kcal |
---|---|
たんぱく質 | 11.6g |
脂質 | 17g |
炭水化物 | 32g |
食塩相当量 | 1.8g |
カリウム | 524mg |
リン | 145mg |
かれいの揚げ煮弁当
お次は低たんぱく食の「かれいの揚げ煮弁当」です。
かれいはたんぱく質が高いので小ぶりですが、衣が付いている分、容量が大きく見えて意外と満足感がありました。
かれいの上に乗っているのは中華丼の具のような味の中華あんで、かれいの揚げ煮と一緒に食べるとかれいの衣に中華あんが絡んでとてもおいしかったです。
さらに、かれいの揚げ煮だけでなくコーンコロッケとスパゲティまで入っていたのも驚きでした。
コロッケの下に敷いてあるスパゲティは量こそ少ないですが、それでもメインのおかずがかれいの揚げ煮、コロッケ、スパゲティと3つもあるのは嬉しいですね。
その他の副菜はチンゲンサイのソテーや、キャベツサラダなど、こちらも野菜多めで栄養バランスが考えられた献立になっていました。
こちらのお弁当は1食あたりたんぱく質が12gと、低たんぱく弁当としては少し高めですが、おかずの品目数も多く個人的にはとても満足出来ました。
栄養成分表示(1食あたり)
エネルギー | 330kcal |
---|---|
たんぱく質 | 12g |
脂質 | 16.4g |
炭水化物 | 32g |
食塩相当量 | 1.6g |
カリウム | 522mg |
リン | 161mg |
鶏のガーリックバター焼き弁当
お次は低たんぱく食の「鶏のガーリックバター焼き弁当」です。
鶏のガーリックバター焼きは大きめのチキンが2つも入っていました。
チキンの上には玉ねぎを煮詰めたガーリックバターソースがかかっていて、これがまたおいしい。かなりごはんが進む味付けになっていました。
その他の副菜はごぼうの塩だれ和え、茄子のトマト煮込み、春雨とピーマンのソテーなどが入っていました。
冷凍のお弁当はレンジで温めるとどれもしなっとした食感になりがちですが、こちらのお弁当は春雨やごぼうの食感が活きていてちゃんとした食べごたえがありました。
茄子のトマト煮込みもトマトの甘味が出てて、とてもおいしかったです。
栄養成分表示(1食あたり)
エネルギー | 342kcal |
---|---|
たんぱく質 | 9.9g |
脂質 | 18g |
炭水化物 | 34g |
食塩相当量 | 1.8g |
カリウム | 494mg |
リン | 137mg |
ジョイントの宅配弁当『多幸源』オススメです
この記事ではジョイントの宅配弁当「多幸源」の低たんぱく食を食べた感想を紹介しました。
ちなみに同じく制限食の宅配弁当で有名なウェルネスダイニングも2020年に製造元をシルバーライフからジョイントに変更しています。
値段もウェルネスダイニングのお弁当が1食740円なのに対し、多幸源のお弁当は1食594円なので、多幸源は低たんぱく弁当の中ではかなり安い分類に入ります。
低たんぱく弁当というと、たんぱく質を抑えるためにおかずの品目数を減らしたり、メインの肉や魚を小さくしているため、お弁当がスカスカになってしまっているメーカーもあります。
その点、多幸源のお弁当はおかずの品目数が多く、どのお弁当もかなり満足感があるのも嬉しいポイントです。
ジョイントの多幸源は面倒な会員登録や定期便等のシステムはなく、楽天市場から気軽に購入することが出来ます。
※楽天市場では10食セットで買うと送料無料でお得です
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