2021年2月外来受診【1日のたんぱく質摂取の配分】
先日は2月の腎臓内科の外来受診日でした。検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。
2021年2月の検査結果
今月はクレアチニンが「1.99」、eGFRが「34」と先月とほぼ変わりませんでした。
ちなみに、ここ2年間くらいのクレアチニンの推移をグラフにするとこんな感じになりました。
一時はクレアチニン2.3まで上がっていましたが、最近は少しずつ減少傾向で腎機能を維持することが出来ています。
基本的に一度悪くなった腎機能は回復しないと言われていますが、今の腎機能を維持することは出来ます。
この調子で食事療法や運動療法などを頑張っていこうと思います!
今月の管理栄養士による栄養指導(2021年2月)
今月も病院で管理栄養士からの栄養指導があり、24時間蓄尿による食塩やたんぱく質摂取量の測定結果と、自分でした栄養計算を照らし合わせて答え合わせをしました。
答え合わせの結果は以下の通りです。
たんぱく質摂取量 | 食塩摂取量 | |
---|---|---|
自分でした栄養計算 | 38.1g | 4.6g |
24時間蓄尿による測定 | 33.04g | 5.12g |
栄養計算の結果と、24時間蓄尿による測定結果では若干の差がありましたが、塩分5g、たんぱく質40gという食事制限の範囲内には収まっていたので特に問題なしでした。
たんぱく質は3食均等に配分した方がいいの?
私は1日40gのたんぱく質制限をしていますが、1日のたんぱく質の配分を朝に5g、昼に10g、夜に25g程度に分けています。
ところで、たんぱく質の1日の配分を3食均等にするのと、1〜2食に集中させるのとでは、どちらの方が腎臓には良いのでしょうか?
管理栄養士さんに聞いてみたところ、「3食均等よりもたんぱく質を1〜2食にまとめた方が腎臓には良い」とのことでした。
研究結果では、たんぱく質を1〜2食にまとめることで1食あたりのたんぱく質摂取量は増えますが、1日あたりのたんぱく質を摂取する回数でいうと少なくなるため治療効果が上がったのではないかとのことでした。
ちなみに、今回、管理栄養士さんから聞いたお話は以前私が読んだ本の中でも紹介されていました。
>> CKDの最新食事療法のなぜに答える【実践編】を読みました
上記の本の中でも治療効果が上がった実際のメカニズムはよく分かっていなかったり、エネルギー不足等を起こす可能性もあるため、管理栄養士の指導なしに無理に1日のたんぱく質の配分を変えようとするのは止めた方が良さそうですね。
とはいえ、今の私の1日のたんぱく質配分でも、特に腎臓に悪いということはなさそうなので一安心しました。
皆さんも食事療法で分からないところがあればぜひ病院の食事指導を受けてみてください。
ディスカッション
コメント一覧
とても参考になります。家人が腎臓病だと知ってから丸ひと月経ちました。本人しか医師と栄養士さんと話をしていないので、不確かで、4月の検診に私も同行します。たんぱく質量の配分について、特に参考になりました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
我が家でも、栄養指導の際には可能な限り妻も一緒に同行してくれています。
腎臓病は普段の食事が一番大切なので、予定があえば栄養指導はぜひ食事を作られている方も一緒に同行されることをおすすめします!
初めてお便りします。腎臓病(stage 3b)&慢性膀胱炎老人です。
腎臓病なので、すぐに医者へ行けと言われて、腎臓内科X1、腎臓病専門クリニックX3を回ってみました。
各医師によって、やり方や考え方が微妙に異なり、この人!って言う医師にまだ巡り合っていません。
みよし様は、苦労されて今の病院を見つけた由。24時間蓄尿の答え合わせの記事を目にするたびにうらやましいなぁと思う今日この頃です。腎臓をお大事に。
コメントありがとうございます。
医師によって、やり方や考え方が微妙に異なるというのは私もとても実感しています。
私の場合は食事療法に力を入れている病院を探していたので、特定非営利活動法人の食事療法サポートセンターが公開している病院の一覧を参考にしたり、担当の医師が出版した腎臓病の書籍を実際に読んでみて、書かれている内容が自分の考え方と合うかを目安に病院を選んでいました。
食事療法サポートセンターが公開する病院・医師・栄養士一覧
http://www.jinzosensei.com/consultant.pdf
参考になりましたら幸いです。
ありがとうございます。
私もこの表を頼りに、医者を訪ねて行ったのですが、結局行った先の医者とは相性が合わなかったので、ここのクリニックはあきらめました。まだ、まだ、納得のいく医者探しは続きます。