2021年12月外来受診【栄養成分表示はどこまで正しい?】
先日は12月の腎臓内科の外来受診日でした。検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。
2021年12月の検査結果
今月はクレアチニンが「1.84」、eGFRが「37」と先月とほぼ変わりませんでした。
腎臓病になってから疲れやすくなった?
先日、当ブログの読者の方からこんなお問い合わせをいただきました。
みよし様は身体のだるさ、疲れ、寝ても寝ても眠いなどの症状はおありになる、またはあったでしょうか?私はこの状態がずっと続いております。
もしそのような症状があって改善されたようなご経験あればどのようなことをされた結果などお教えいただければありがたいです。
私の場合は以前よりも疲れやすくなったり、息切れをしやすくなった気がします。
とはいえ、改善方法などは考えたこともなかったため、今回は私の主治医にも相談してみました。
みよしさんの今の腎機能では腎臓が原因で疲れが出ることはほとんどありません。
現在はコロナ禍ということもあり、運動をする機会が少なくなったことで体力が落ちているのかも知れません。
一般的には腎機能が悪化して尿素窒素などの老廃物が身体に溜まってくると、だるさや疲れやすさなどの症状が出てくるそうです。
しかし、私の場合は尿素窒素などは正常の範囲内のため、腎臓が原因でそういった症状が出ることは少ないそうです。
結局、今回は ”運動をする” 以外に良い改善方法が思い付きませんでした。
皆さんも腎臓病になってから同じような症状を経験されたり、私はこんな方法で改善した等ありましたらぜひコメントで教えてください。
今月の管理栄養士による栄養指導(2021年12月)
今月も病院で管理栄養士からの栄養指導があり、24時間蓄尿による食塩やたんぱく質摂取量の測定結果と、自分でした栄養計算を照らし合わせて答え合わせをしました。
答え合わせの結果は以下の通りです。
たんぱく質摂取量 | 食塩摂取量 | |
---|---|---|
自分でした栄養計算 | 39.3g | 5.4g |
24時間蓄尿による測定 | 31.36g | 4.15g |
食塩摂取量は蓄尿当日は5.4gですが、蓄尿前日や前々日は4g前後だったこともあり、24時間蓄尿による測定では4.15gと想定の範囲内でした。
たんぱく質摂取量は前回の診察時に1日のたんぱく質制限を38gから40gに変更したので、ほぼ毎日たんぱく質40g前後は摂っていましたが、24時間蓄尿による測定では31gと低く出てしまいました。
関連記事:2021年11月外来受診【腎臓病患者はカリウム制限が必要?】
栄養成分表示はどこまで正しいの?
我が家では自分で作る料理に関しては食材を計量して食品成分表から栄養成分を計算していますが、市販のお弁当やお惣菜などはパッケージに記載されている栄養成分表示を参考にしています。
関連記事:腎臓病の食事療法は栄養計算が超重要!食事記録のやり方を紹介
自分で栄養計算をしていても、たんぱく質に関しては5g〜10g程度の誤差が出てしまうため、こういった市販の食品の栄養成分表示はどこまで正しいのか管理栄養士に相談してみました。
実際の食品から栄養成分分析をした実測値の方がより正確ですが、それでも商品によるバラツキなどはあります。
また、野菜などは季節によっても栄養価が違ったり、肉や魚などは産地によっても栄養価が変わるため、あくまで栄養成分表示は目安と考えた方が良さそうです。
患者としては栄養成分表示を信用するしかないため、24時間蓄尿による測定との乖離を見ながら、実際の摂取量を調整していくことになります。
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