【低たんぱく】腎臓病患者の私の自作お弁当を晒します【おいしく食べるコツ】
腎臓病になって食事制限が必要になったけど「会社勤めだしお昼にどんなものを食べて良いのか分からない」という経験はありませんか?
この記事では腎臓病の私が普段会社でお昼に食べている自作お弁当を紹介します。
特にたんぱく質制限をされている方は外食やコンビニ弁当だけで毎日済ますのは困難なため、お弁当の持参はほぼ必須ではないでしょうか。
この記事が少しでも腎臓病の食事制限をしている方の参考になれば幸いです。
腎臓病患者の私の『低たんぱく・減塩弁当』
腎臓病患者の私がある日作った低たんぱくで減塩の自作弁当がこちら。
この日のお弁当のメニュー
- 1/25越後ごはん 160g
- 豚の生姜焼き 50g
- さつまいも
- ミニトマト
- ブロッコリーのバター炒め
このお弁当の栄養成分 (栄養計算のやり方)
エネルギー | 585kcal |
---|---|
たんぱく質 | 12.8g |
食塩相当量 | 0.78g |
お弁当の低たんぱくごはんをおいしく食べるコツ
一般的なごはんはたんぱく質が高いため、事前にまとめて炊いて冷凍しておいた低たんぱくごはんをお弁当に入れています。
炊いて冷凍しておいた低たんぱくごはんは解凍してもおいしいのですが、お弁当にすると少し風味が落ちてしまいます。
また低たんぱくごはんは乾燥に弱いためお弁当に解凍した低たんぱくごはんをそのまま入れておくと乾燥して固くならないか心配です。
そこで低たんぱくごはんの上におかずを乗せておくことで、ごはんにおかずの味が染みておいしく食べられるとともにごはんの乾燥を防ぐこともできます。
ごはんを低たんぱく米にした分、豚の生姜焼きからお肉の良質な動物性タンパク質もしっかり摂れます。
ちなみにお弁当に入れている低たんぱくごはんは以前このブログでも紹介した方法で炊いたものです。
お弁当のおかずは基本的に減塩食品
お弁当に入れているおかずは基本的にすべて減塩のものが中心です。
炊飯器で作った焼き芋の残りをお弁当に活用
さつまいもは前日に作った焼き芋の残りをお弁当のおかずにしたものなので塩分は一切入っていません。
焼き芋はお家でも炊飯器で簡単にでき、低たんぱく、減塩でおやつやお弁当のおかずにも最適なのでよく作っています。
市販の減塩冷凍食品も活躍します
そしてブロッコリーのバター炒めは市販の冷凍食品を活用しています。
こちらのブロッコリーのバター炒めはマルハニチロの「ブロッコリー3種おかず」という冷凍食品を使っています。(こちら)
こちらの冷凍商品は特に減塩とは謳っていませんが、1カップで塩分0.2gほどなので塩分制限があってもとても使いやすく助かっています。
その他にも最近はスーパーや通販でも一般的な冷凍食品よりも塩分カットされた減塩の冷凍食品が販売されています。
こういった減塩冷凍食品は1カップで塩分が0.1〜0.3gほどに抑えられているため使いやすく塩分制限が必要な私にとってはとても重宝します。
水筒には粉飴を入れて簡単カロリーアップ
腎臓病のたんぱく質制限で一番困るのは「カロリーが不足しがち」ということではないでしょうか?
それでは結局たんぱく質を制限している意味がなくなってしまうため、カロリーアップはとても重要です。(詳しくはこちら)
そこで私はお弁当と一緒に持っていく水筒の中に粉飴を溶かしてカロリーアップをしています。
粉飴はこの1袋で50kcalもあり、お茶などの飲み物にも簡単に溶けるので普段の飲み物に粉飴をチョイ足しすれば簡単にカロリーアップが出来るようになります。
砂糖に比べて甘さが1/5程度なのでこの1袋全部入れても少し甘くなる程度でそこまで甘さは気になりません。
その他、粉飴の詳しい説明や便利な使い方は以下の記事で紹介しています。
低たんぱくごはんや冷凍食品を上手に活用しよう
今回は腎臓病患者の私が普段会社に持っていっている自作のお弁当を紹介しました。
たんぱく質や塩分の指示量に合わせて、低たんぱくごはんや冷凍食品を活用すれば自作お弁当でも十分に食事制限を守った食事ができます。
低たんぱく米を自分で炊くのが大変という方はパックの低たんぱくごはんを持っていくのでも良いと思います。
その他、私が今までに食べた市販の低たんぱく弁当や、外食は以下のリンクから確認できるのでぜひこちらもチェックしてみてください。
ディスカッション
コメント一覧
はじめまして。Iga腎症で通院しています。腎臓が悪くなってからも外食が多かったのですが、クレアチニンが2を超えてきて焦っています。本格的に食事療法に取り組まないといけなくなり、今まで自炊をしなかったので困ってしまい何かいい方法がないか?と探していたところ、みよしさんのブログにたどり着きました。みよしさんはお弁当作りや自炊で何か参考にしているブログや本などはあるでしょうか?
はじめまして。コメントありがとうございます。
私は最近は食事療法にも慣れてきたので本などを見なくても自分で献立を立てられるようになってきましたが、最初の頃はこちらの記事で紹介しているようなレシピ本を参考にしていました。
https://www.kidney-journey.com/entry/recommended-recipe-books
とはいえ、いきなり全て自炊で食事管理をするのは大変ですので、市販の減塩、低たんぱく食品を活用したり、料理が出来ない日用に腎臓病食向けの宅配弁当を冷凍庫にストックしておくのもおすすめです。
食事療法初心者の方向けのマンガをインスタグラムでも紹介していますので、ぜひこちらも参考にしていただければ幸いです。
https://www.instagram.com/motto.oishii/guide/_/18094110553260028/