2021年11月外来受診【腎臓病患者はカリウム制限が必要?】
先日は11月の腎臓内科の外来受診日でした。検査結果や管理栄養士からの食事指導で勉強になったことなどを共有します。
2021年11月の検査結果
今月はクレアチニンが「1.83」、eGFRが「37」と先月より少しだけ上がっていました。
とはいえ、クレアチニンの推移を見ると傾向としては下がってきていることには変わりはないので、主治医からは誤差の範囲内というお言葉をいただきました。
今月の管理栄養士による栄養指導(2021年11月)
今月も病院で管理栄養士からの栄養指導があり、24時間蓄尿による食塩やたんぱく質摂取量の測定結果と、自分でした栄養計算を照らし合わせて答え合わせをしました。
答え合わせの結果は以下の通りです。
たんぱく質摂取量 | 食塩摂取量 | |
---|---|---|
自分でした栄養計算 | 36.8g | 4.85g |
24時間蓄尿による測定 | 30.22g | 4.41g |
たんぱく質摂取量は自分の栄養計算結果よりもかなり低くなってしまいましたが、制限内には収まっているので特に問題ないとのことでした。
また、私の場合は尿細管間質性腎炎という腎臓病の尿細管の障害のため、いつも血液検査のカリウムやリンの値が低くなってしまいます。
一般的に腎臓の「糸球体」に障害がある方は血液を濾過する能力が落ちているため、老廃物を濾過出来ずに血液中のカリウムやリンなどの数値が上昇します。
腎臓の「尿細管」に障害がある場合は、糸球体によって濾過した血液の中から必要な栄養素を再吸収する能力が落ちているため、血液中のカリウムやリンなどの数値が減少してしまいます。
栄養指導の際に管理栄養士さんにカリウムとリンの低値について相談したところ、たんぱく質制限を現在の38gから40gに変更してはどうかとご提案いただきました。
一般的に肉や魚などのたんぱく質が高い食品にはカリウムやリンも多く含まれているため、たんぱく質制限を緩めるとその分カリウムやリンも多く摂ることになります。
私の場合は24時間蓄尿でのたんぱく質摂取量がいつも低めなのと、尿蛋白がほぼ出ていないことから、今よりも少しだけたんぱく質制限を緩めてカリウムやリンの摂取を増やすという方針になりました。
腎臓病患者だから一律にカリウム制限が必要という訳ではなく、私のように逆にカリウムやリンが不足してしまう事もあります。
カリウム制限が必要かどうかは血液検査のカリウムの数値をもとに主治医に確認してみましょう。
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